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【開催報告】第3回カンボジアとつなぐオンラインイベント「農村の子ども会活動 - 子どもたちの夢」

カンボジア・コミュニティ図書館建設費サポーター募集キャンペーンと並行して開催してきたカンボジアと日本をつなぐオンラインイベント(全3回)の最終回を2月12日(日)11時~12時30分(日本時間)に行いました。日本からは12名、カンボジアからは15名ほどの小中学生が参加しました。  

 

今回は、村にある子ども会(ピースクラブ)の活動について、子どもたち自身に語ってもらいました。子ども会は、参加する子どもたちがコミュニティの課題に向き合い、その解決策を話し合い、アクションへとつなぐ場です。主体は子どもたち自身で、私たち大人は側面から応援しています。

 

彼らに、子ども会の主な活動は何か、どうしてその活動をしようと思ったのか、その結果は?どうして子ども会活動に参加したのか、どんなコミュニティになってほしいか、などの質問をしました。

 

改善されたとはいえ就学率がまだまだ低いカンボジアでは、お金がないからと子どもを学校に行かせない保護者や、学校は怖いものだと思いこんでいる子どももいます。子ども会の主な活動は、就学前の子どもやその保護者に教育の重要性を理解してもらうために家庭訪問を行い、納得した上で就学に結び付けることです。中には学用品を買うお金がないからと中退しようとしていた子どもの親を説得し、学用品の供与を地元NGOから受けることができるように調整して、子どもを再び学校へ戻した経験を持つ子ども会メンバーもいました。

 

もう一つ、コミュニティの大きな課題は、ゴミです。定期的に子ども会として村落内の清掃活動をしていたら、そのうちに学校、地元自治体、村などから大人たちもやってきて協力してくれるようになったそうです。そう話してくれた女の子は、自分たちの取り組みを大人たちが認めてくれたと誇らしく思っていました。

 

コミュニティの将来について、子どもたちは異口同音に、村が発展し、民族や宗教の違いによる差別がないコミュニティにしたいと語ってくれました。

 

子ども会のメンバーは、とても活発な子どもたちで、自分たちの家族やコミュニティの課題にまじめに誠実に向かい合っています。将来の夢も、学校の教師や看護師になると答えた子どもが多く、他者を助けたいという彼らの夢がかなうことを願ってやみません。

 

これでカンボジアとつなぐオンラインイベントは終わりましたが、カンボジア・チュロイスナオ村コミュニティ図書館建設サポーター募集キャンペーンは2月末まで続きます。どうぞご協力のほど、よろしくお願いいたします。